音読パッケージについてあれこれ(「英語上達完全マップ」の実践)
音読パッケージにはバージョンの差異がある
「英語上達完全マップ」と「みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング」では、音読パッケージの具体的手順に差異があった。
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「マップ」は2005年出版、一方「みるみる」は2009年末なので、「みるみる」のほうがバージョンは新しい。
「マップ」の音読パッケージ手順
- 0.読み解き。
- 1.テキストを見ながらリピーティング
- 2.音読
- 3.テキストを見ずにリピーティング
- 4.シャドーイング
「みるみる」の音読パッケージ手順
- 先行リスニングを全programに対して行う。
- 聴き解き。(+ ディクテーション)
- メインパート1.テキストを見ずにリピーティング
- メインパート2.テキストを見ながらリピーティング
- メインパート3.音読
- メインパート4.テキストを見ずにリピーティング
- メインパート5.シャドーイング
「みるみる」になって変わった点
- 最初に「先行リスニング」がある。
- 読み解きが、「聴き解き」になっている。
- メインパートの最初に「テキストを見ずにリピーティング」が追加されている。
先行リスニング
全プログラムを音声のみで理解する。文字依存からの脱却が目的とのこと。全プログラムを通す理由は、暗記ではなく刷り込みが目的だから。(セクションごとだと暗記しちゃう)
自分の場合、下記のようなことを行いつつ先行リスニングを行った。
- 全プログラムだと9個でボリュームが大きいように思ったので、program1からprogram4までをひとかたまりとした。(みるみるでも推奨されていた)
- 聞き取れてつづりもわかるけど、意味が出てこない単語は辞書で調べる
- 聞き取れたけど綴りも意味もわからない単語は、カタカナでぐぐってみる(つづりが判明することもあるので)
- 「これ以上聞き取れなくなるまで数日行う」とあったけど、数時間で行き詰ってきたので、とりあえず様子見として次工程に進んだ。
聴き解き
ここから、セクションごと(みるみるp.20に明記)。聞き取った文章がテキストと合っているか確認する(本では「耳を合わせる」と表現)。初心者は、ディクテーション(書き取り)での代用もよしとされていた。
自分の場合、下記のようにした。
- ちょっと長い文章だとぜんぜんリピートできないので、あきらめてすぐ答えを見た。(本でも粘るなと書いてあった)
- ディクテーションして、PCのテキストエディタに打ち込んだ。
- 答え合わせで、テキストエディタは適宜修正。
- 最終的に正確な文章になったテキストを、取り込んだ音声のmp3に設定。(本がなくてもiPhoneがあれば実践できるように)
トレーニングにおけるiPhoneの利用はこちらの記事参照
iPhoneで英語学習。「英語上達完全マップ」の実践 - 理系のためのTIPS集
テキストを見ずにリピーティング
ぜんぜんできなかった。10語くらいになると、最後の3語くらいしか覚えてない。リピートしても、意味までイメージできていない。
テキストを見ながらリピーティング
文字依存にならないよう気をつけるとあったが、思いっきり文字依存してしまった。5回やってみたけどあまり向上は感じられなかった。ポーズ中に言い切れずにかぶってしまうこともしばしば。そもそも読もうとしすぎていたかも。
音読
リピーティングがあまり耳に残っている感じがせず、音読しても正しく発音できているか怪しい。もうちょっとリピーティングをやる必要があるかもと思った。あるいは、あまり耳に残ってなくても音読を続けたほうがいいのだろうか?
ここまで休憩なしでぶっ通しでやったら、音読2回目くらいでへとへとになってしまったので、学習序盤ということもあり、無理せず切り上げることにした。
正直、想像してたよりもずっと難しかった。とくにリピーティングは笑っちゃうくらいできなかった。
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